初めて繋いだ手は、大きくて温かかった。ぎこちない車内から始まった、初夏の初島デート。

幸せの土台

「全てを手に入れて当たり前のマインドなら、デートで緊張なんてしないでしょ?」

もしそう思っているなら、答えはNOです。

彼の車で熱海へと向かう道中、車内はなんだかぎこちなくて、心臓の音まで聞こえそう。

でも、その気まずささえ「あぁ、私いま恋をしてるんだ」と思えて、なんだか嬉しい。

運転している彼の横顔が、眩しくて直視できない。

チラッと盗み見るたびに、心の中で「今日もかっこよすぎーーー!」って叫んでました。

そんな彼と、フェリーに乗って初島へ向かいました。

私がこの日、心に決めていたことはたった一つ。

「誰よりも、私自身がこの一日を全力で楽しむこと」です。

選んだのは、初夏の青い空と海に映える「くすみブルーのワンピース」

鏡の前で「よし、可愛い!」と自分に魔法をかけて、彼の助手席に座りました。

島に着いて、お昼に食べたのは新鮮な海鮮丼。

お互いの写真を撮りあって、「あ、その顔ひどい!笑」「こっちのほうが美味しそう!」なんて笑い合っているうちに、いつの間にか朝の緊張はどこかへ消えていました。

「美味しいね!」と言いながら海鮮丼を頬張る彼の、ちょっと油断した表情を撮る。それを見せ合って笑う。

幸せな時間。

そして撮った写真、あとで送るね!という自然な流れ。

これは単なる写真共有じゃない。「デートが終わった後も、LINEを続ける正当な理由」ができた!

と密かにガッツポーズ。

通り抜ける風が心地よくて、暖かい初夏の午後。

島を散歩しているとき、不意に彼が手を伸ばしてきました。

初めて繋いだ彼の、大きくて温かい手。

その瞬間のドキドキと、「あぁ、この人を信じてよかった」という確信。

「私は幸せになる」と決めてから、現実が音を立てて動き出したのを感じました。

もし私が、あの夜の不安に負けて「どうせ私なんて」と諦めていたら。

この温かい手の感触も、初島の青い海も、一生知らないままでした。

ぎこちなくても、不安でも、いいんです。

「私は楽しむ!」と決めて、お気に入りの服を着て、「私は可愛い!」と魔法をかけて、一歩踏み出すだけ。

その一歩の先に、あなたを優しく包む大きな手が待っているかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました