ラインを送り続け、待ちに待った1ヶ月。
LINEを送り続け、やっと掴んだ初デートの約束。
この日のために真っ白なワンピースを新調して、「今日は爪痕残すぞ!」と気合十分で待ち合わせ場所へ向かった。
遠くから歩いてくる彼。やっぱりめちゃくちゃイケメンだった。神様…ありがとう……。
心臓はバクバクでした。
まずはカフェへ。楽しくお茶をしていたら、事件が起きた。
真っ白なワンピースに、コーヒーのシミ。
発見した瞬間、血の気が引いた。
「終わった……」と絶望しながらトイレへ駆け込んだ。
ハンドソープで必死にゴシゴシする。
でも、シミは消えない。それどころか、濡れた跡が広がっていく。
「バレる!これじゃ漏らしたみたいじゃん!(笑)」
ドライヤーはない。選択肢は一つしかなかった。
己の肺活量。
「フーフー!!」
「フーフー!!」
必死にフーフーしながら、客観的に考えた。
端から見たら相当やばい。個室から聞こえる謎のフーフー音。
誰も入ってきませんように、と祈りながら全力で吹き続けた。
ちょっと湿ったワンピースで、何食わぬ顔をして彼の元へ戻った。
「(お願い!気づかないで!)」
とびきりの笑顔で。
彼は気づいていない様子だった。気持ちを立て直して、いざ映画へ。
でも、神様は私にさらなる試練を与えた。
事件は映画館で起きた。
暗闇の中、緊張がピークに達した瞬間、持っていたポップコーンのバケツを
ガッシャーン!!
全・放・出。
暗闇の中でポップコーンが飛び散った。
白ワンピにはコーヒーのシミ、まだちょっと湿っている。そこにポップコーンの雨。
もう、笑うしかなかった。
「アハハ!もう最悪だ〜!」
笑い出した私を見て、彼もこれまで見たことないくらい大笑いしてくれた。
必死に完璧に見せようとしていた時より、大失敗して笑っている今の方が、彼との距離がずっと近かった。
別れ際、彼が笑顔で言ってくれました。
「今日は本当に楽しかったです。また連絡しますね」
恥ずかしかった。本当に穴があったら入りたかった。
でも、「恥をかいて、本当によかった。」
欲しいものを手に入れるのは、完璧な人じゃない。
失敗しても笑い飛ばせる、そんな愛嬌を持った人だと思うんです。
さあ、ここから私たちの物語はどう動いていくのか…
次回の更新も楽しみにしていてください!



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